有痛性分裂膝蓋骨
ここでは足の痛みの中でも膝の外側の痛みの原因、有痛性分裂膝蓋骨について詳しく説明していきます。

膝の皿周辺あるいは膝の外側が痛い場合には、有痛性分裂膝蓋骨の可能性が考えられます。病名のイメージから膝蓋骨が分裂して痛みが有る、という想像しただけでも痛そうな病名です。
膝の外側の痛みの原因となる有痛性分裂膝蓋骨について、詳しく説明していきましょう。


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【有痛性分裂膝蓋骨とは】

有痛性分裂膝蓋骨とは、膝蓋骨が割れたように2個以上に分裂した状態で痛みを伴うものを言います。痛みが伴わないものは分裂膝蓋骨、もしくは無痛性分裂膝蓋骨と呼ばれます。分裂する部分はほとんどが外側に偏る為、痛みがある場合も膝の皿の外側辺りに痛みが生じるのが特徴です。10代前半の成長時期にある男子に多く見られます。多くがスポーツ時に症状を訴える為、スポーツ障害の一つとしても分類されています。

【有痛性分裂膝蓋骨の原因】

有痛性分裂膝蓋骨の原因は、先天性のものと考えられていて、成長過程において膝蓋骨が一つの骨として形成されて行く中で、形成が不十分なまま育っていった結果、分裂したままの状態になってしまうものです。またこの時期に活発に激しい運動を繰り返すことで、膝に負担がかかり疲労骨折のような状態で分裂したまま形成されていくということも考えられています。

【有痛性分裂膝蓋骨の症状】

有痛性分裂膝蓋骨の症状は、膝の皿周辺あるいは膝の外側に痛みが生じます。走ったりジャンプしたりと運動時に痛みが発生し、安静にしていると痛みは治まります。元々分裂膝蓋骨は無痛性のものが多い為、激しい運動などをきっかけに発見されるケースがほとんどです。患部の腫れや押すと痛むなどの症状も見られます。左右どちらかの場合もあれば、左右両方ともに起きることもあります。


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【有痛性分裂膝蓋骨の治療】

有痛性分裂膝蓋骨の治療は、まずは運動を控えて安静にする事で痛みは治まります。必ずしも運動を行ってはダメというわけではなく、運動をする際には膝への負担を抑える膝サポーターやテーピングなどで固定して上で、膝へ負担のかかる動作は控えるようにすれば問題ありません。また、痛みや炎症が強い場合には消炎鎮痛剤の湿布や軟膏を使用します。
上記の保存的治療では改善されない場合には、手術で分裂している膝蓋骨の一部を摘出、もしくは縫合する方法が検討されます。


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