
ここでは足の痛みの中でも足裏や足の指の痛みの原因となる病気、モートン病について詳しく説明していきます。
足の中指と薬指の間にしびれや痛みがある場合は、モートン病の可能性があります。あまり聞き慣れない病名ですが、罹患者は意外と多く足のトラブルの中でも頻繁に見られる病気でもあります。
足裏、足の指の痛みの原因となるモートン病について、詳しく説明していきましょう。
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【モートン病とは】
モートン病とは、主に足の第3趾(中指)と第4趾(薬指)の間にある指神経が交錯する神経腫と呼ばれる神経の固まりが圧迫されている状態、又は滑液包に繰り返し刺激を受ける事によって炎症を起こして、指神経を圧迫してしまう状態の事を言います。大半が第3〜4趾間に起こりますが、第2〜3趾間など他の指の間でも起こり得ます。中高年の女性に多く、扁平足や槌指を起こしている方にもよく見られます。【モートン病の原因】
モートン病の原因は、ハイヒールや先が細く尖った形状の靴の常用、サイズの合わない靴が原因となります。こういった原因によりつま先立ちの姿勢が長時間続くことで、神経腫が圧迫されるために起こりやすくなります。【モートン病の症状】
モートン病の症状は、足の指と指の間及び足裏にしびれや痛み、腫れなどが起こります。中指と薬指の間で起こるのが典型的ですが、他の指でも起こることがあります。神経を圧迫されることにより、指先の感覚が麻痺したり知覚障害を起こすこともあり、痛みが強く現れることも多く見られます。sponsored link
【モートン病の治療】
モートン病の治療は、保存的治療が基本となります。原因と考えられる靴を履かないことを前提に、症状が治まるまでは安静にし、痛みや炎症には消炎鎮痛剤を使用して対応します。足の変形を防ぐあるいは矯正する為に、足底板を用いることも必要です。保存的治療では効果が無い場合には、神経腫の取り除く手術や靭帯の切離手術などが行われます。このページを見た方は次のページもよくご覧になっています。
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