膝蓋軟骨軟化症
ここでは足の痛みの中でも膝の痛みの原因となる病気、膝蓋軟骨軟化症について詳しく説明していきます。

膝の痛みの中でも、10〜20代の若い世代の女性に比較的多く見られる原因として、膝蓋軟骨軟化症が挙げられます。名前からなんとなく膝の軟骨に関係している病気であることは想像できますが、膝蓋軟骨軟化症とはどんな病気なのでしょうか?


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【膝蓋軟骨軟化症とは】

膝蓋軟骨軟化症とは、膝蓋骨の裏側にある軟骨と大腿骨の軟骨が擦れあってすり減り、炎症を起こして軟化したり膨らんだり亀裂を起こしたりする病気です。部活動の盛んな10代の中高生女子に多く見られ、この時期には女性ホルモンの急激な変化によって関節が緩くなりやすくなることや、ファッション性を重視した不安定な靴(ハイヒールやブーツなど)を履く機会が増えることなどが背景にあると考えられています。

【膝蓋軟骨軟化症の原因】

膝蓋軟骨軟化症の原因は、直接の原因としては関節軟骨がすり減って炎症を起こすことです。ジャンプ動作の繰り返しやランニングなどスポーツの場での膝の酷使が原因となることが多く、スポーツ障害としても数えられます。また、脱臼や骨折など外傷によって起こるもの、つま先が内側を向いた(内股)歩き方や不安定な靴を履いて膝に負担をかけることなどが原因として挙げられます。

【膝蓋軟骨軟化症の症状】

膝蓋軟骨軟化症の症状は、主に膝の皿周辺の痛みです。膝蓋大腿関節症の症状とよく似ていて、膝の違和感から始まり進行するにつれ痛みも強くなり膝の不安定感を覚えます。膝を曲げ伸ばしした時に膝蓋骨が引っかかる感覚もあります。階段の上り下りや立ち上がる際など、膝に負担のかかる動作時には症状が強く現れやすくなります。


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【膝蓋軟骨軟化症の治療】

膝蓋軟骨軟化症の治療としては、保存的治療が基本となります。スポーツなど激しい運動は控えて安静にする事を前提に、痛みや炎症などの症状に対しては消炎鎮痛剤による薬物療法、膝サポーターなどで膝を固定して負担を減らす装具療法、ストレッチや筋力トレーニングなど運動による理学療法などが取られます。保存的治療でも効果が得られず、日常生活に支障を来たすような重症化した場合には、軟骨の一部を削る手術などが行われます。


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