捻挫・靭帯損傷
ここでは足の痛みの中でも足首の痛みの原因、捻挫・靭帯損傷について詳しく説明していきます。

運動中に足を挫いて転んだり階段で足を踏み外したり、事故などで派手に転んだ時など、足首を挫いた経験は誰にでもあるものです。足首を捻挫したら程度によっては、しばらくの間は歩くこと立つ事さえもままなりません。また軽い程度だと思っていたら、実は靭帯損傷あるいは脱臼や骨折までしていたということもあるかもしれません。
足首の痛みの原因となる捻挫・靭帯損傷について詳しく説明していきましょう。


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【捻挫・靭帯損傷とは】

捻挫とは、文字通り「捻り(ねじり・ひねり)、挫く(くじく)」ことです。具体的には、関節の可動域を超えた動きによって関節周辺を損傷した状態です。関節であればどこにでも起こりますが、手首や足首に最も多く見られます。
靭帯損傷とは、こちらも文字通り「靭帯を損傷した状態」です。靭帯が部分的に切れていたり傷が付いた状態、または骨から剥がれたいわゆる伸びて緩んだ状態というのも含みます。完全に切れてしまった状態は「靱帯断裂」と呼び、区別されます。

【捻挫・靭帯損傷の原因】

捻挫を起こす原因としては、足首であれば最も多いのが足首を内側に捻ってしまうことです。走って転んだ時や階段を踏み外した時、ジャンプの着地の際などに、足首を内側に捻ってしまうことで足首の関節を損傷してしまうものです。足首には外側に前距腓靭帯・後距腓靭帯・踵腓靭帯、内側に三角靭帯があり、それぞれが機能し合って関節を安定させています。中でも捻挫をした時に損傷しやすいのは前距腓靭帯です。

【捻挫・靭帯損傷の症状】

足首を捻挫した時の症状としては、受傷の程度によって様々ですが、基本的に足首周辺の腫れや痛み、体重をかけられない、内出血などが挙げられます。軽い程度だと痛みや腫れも少なくすぐに歩けるようになりますが、そうでない場合は歩くだけでなく立つ事も出来ず、次第に腫れや内出血も大きく広がります。また、程度のひどいものだと靱帯損傷や断裂、脱臼や骨折まで起こしている場合もあります。


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【捻挫・靭帯損傷の治療】

捻挫をした時の治療で最も重要なのが、早急に応急処置を行うことです。受傷規模の程度の差はありますが、どのような外傷においても応急処置の有無によって、その後の回復具合や早さなどに大きく影響します。受傷後は必ず以下の応急処置を素早く行うようにして下さい。

◆応急処置の基本【RICE処置】

応急処置の基本となるのがRICE処置です。
R=Rest、安静にする
I=Ice、冷やす・アイシング
C=Compression、圧迫する
E=Elevation、挙上・患部を心臓より高い位置に挙げる
これらが応急処置の基本となる処置で、それぞれの頭文字を取って名付けられているのがRICE処置です。程度の軽いものであれば、これらの処置だけで自然と回復します。

◆靭帯損傷の治療

靭帯損傷を治療する場合は程度にもよりますが、しばらくの間はギプスやサポーターなどを使用して足首を固定し、痛みがあるうちは極力立ったり歩いたりせず安静に努めます。基本的には自然治癒に任せる保存的治療になりますが、関節の不安定性が強かったり断裂を起こしている場合などでは、手術が検討されます。手術は靭帯再建術と言って、体の他の部位から靭帯を移植してくる靭帯移植術が行われ、場合によっては人工の靭帯を移植する人工靭帯移植術も選択されます。


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