凍瘡(しもやけ)
ここでは足の痛みの中でも足の指やかかとの痛みの原因となる病気、凍瘡(しもやけ)について詳しく説明していきます。

真冬の寒い季節が来たら、手や足の指先、耳たぶなどの冷えやすい場所はしもやけに注意したい所です。しもやけは出来たことのある方なら分かりますが、あのなんとも言えないムズ痒さ、腫れぼったい感じが嫌なものです。
足の指やかかとの痛みの原因となる凍瘡(しもやけ)について、詳しく説明していきましょう。


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【凍瘡(しもやけ)とは】

しもやけは医学的には凍瘡(とうそう)と呼び、寒さや冷えによる血行不良が原因で炎症を起こす循環障害の一種です。血行障害の為、心臓から遠く冷えやすい体の末端部分に主に発症します。具体的には、手足の指先、耳、頬、鼻先、かかとなどが起こりやすい場所です。男性よりも女性に多く、10代以下の子供や高齢者にもよく見られます。
また、同じ寒さによる循環障害に凍傷(とうしょう)がありますが、凍傷は凍瘡よりもさらに重症化した深刻な状態で、症状などは段違いに重い疾患です。

【凍瘡(しもやけ)の原因】

凍瘡(しもやけ)の原因は、寒さや冷えによる血行不良です。ただ、寒さが原因と言えど寒い地域特有のものとは限りらず、西日本の比較的温かい地域でも発症する方も少なくありません。これは、昼夜の気温差が関わっているからで、昼夜の気温差が激しい時期であれば全国的にどの地域でも起こり得ます。
また、皮膚が濡れていたり湿った状態では「気化熱(蒸発熱)」によってさらに表面温度が下げられる為、末端部分の湿度も原因の一つとして挙げられます。さらに、体質や遺伝も深く関係していると考えられています。

【凍瘡(しもやけ)の症状】

しもやけの症状は、大きく分けて以下の2つのタイプに分けられます。

◆樽柿型

手の先や足の先、鼻や耳など末端部分全体が熟した柿のように赤紫色に腫れ上がるのが特徴のタイプです。このタイプは子供に多く見られ、腫れた部分は冷えて硬くなっています。痒みは全体に及びます。

◆多形滲出性紅斑型

手指や足指、かかとや耳たぶなど部分的に赤く腫れて膨らむのが特徴のタイプです。このタイプは成人女性に多く見られ、かゆみはジンジンと疼くように強く、皮膚がただれやすくなります。


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【凍瘡(しもやけ)の治療】

凍瘡(しもやけ)の治療は、とにかく患部の血行不良を改善することに尽きます。お風呂でしっかりと温めて、軽いマッサージで血行を促進させます。かゆみや痛みが強い場合は、患部周辺に抗炎症鎮痛剤の外用薬を塗布します。外出時は、末端部分には手袋や靴下の重ね履き、マフラーや耳当てなど防寒対策をしっかりと行います。湿度にも気を付ける必要がある為、蒸れや汗を掻いた後などは十分注意して下さい。
どうしても自分では治らない場合や、痒みや痛みとその他皮膚症状が強く現れている場合は、皮膚科で診てもらうようにしましょう。


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